三十三総研(四日市市)と三重短期大学(津市、村井美代子学長)はこのほど、同短大の学生を対象に本年度実施した第18回「小論文・作品コンクール」の表彰式を津市の同短大で開いた。
同総研は、同大学と地域貢献の推進を目的に産学連携包括協定を締結し、産学連携事業の一環として同コンクールを2007年から毎年実施しており、本年度は「人口問題へのアプローチ~私たちが考える新たな未来図~」をテーマに昨年7月1日―同12月2日に作品を募集。小論文部門、レシピ部門、デザイン部門の合計で31件の応募があった。
選考委員会での審査の結果、最優秀賞1件、学長賞1件、優秀賞2件、新人賞1件、佳作3件、奨励賞1件を選出。石田幸椰さんの小論文「人口減少下における関係人口と価値循環 三重県における可能性」が最優秀賞、片寄結斗さんの小論文「漁業の維持に向けて―島根県と三重県の比較―」が学長賞を受賞した。
表彰式では入賞者らに賞状と副賞が贈呈されたほか、小論文・作品部門入賞者によるプレゼンテーションとレシピ部門入賞者による試食会が実施された。同総研は入賞作品集を作成し、3月中旬に同総研ホームページに掲載する予定。