小6谷口投手が日本代表入り 3月豪でソフト親善大会 紀北町「海山クラブ」 三重

【日本代表ユニホームを着て投球練習する谷口投手=紀北町相賀で】

【北牟婁郡】三重県紀北町相賀の「海山クラブ」に所属する大紀町立錦小6年の谷口徹投手(12)が、3月23日にオーストラリアで開幕するソフトボールの国際親善大会「ブラックタウン国際ジュニアチャレンジ杯」に日本代表として出場する。

大会は日本とオーストラリア、ニュージーランドの3カ国の小学生が優勝を争う。福井県敦賀市での全国大会の上位成績者か、日本小学生ソフトボール連盟選考委員らによる推薦で代表32人を決め、県勢は谷口投手含む5人が選ばれた。

谷口投手は2年から同クラブに所属し、4年時に中堅手から投手へ転向した。右投右打で最速百キロ超の直球で抑える本格派投手。昨夏の県予選で全4試合で先発し、クラブを準優勝に導いた。全国大会は右手首の骨折で登板機会がなかった。

同クラブの井谷雅史監督によると、直球の球速は硬式野球でいう150キロ。打席に立つと「球威があり、打者は打ちづらい」と評する。クラブの主戦投手で「県内でも1位、2位を争う投手。思いっ切り暴れてきてほしい」と期待を寄せる。

谷口投手は日本代表として初めて国際試合に臨む。国際大会の球は普段の練習球より大きく、材質も異なるため「球速が出ない」と苦戦。谷口投手は「まずは球に慣れたい。先発争いを制し、相手を力で抑える投球を見せたい」と意気込む。