特別職の給料引き上げ決定 三重県、条例改正案提出へ

三重県は27日、知事ら特別職の給料引き上げを決めたと発表した。特別職報酬等審議会(10人)の答申を踏まえた判断。2月17日の県議会本会議に関係条例の改正案を提出する。

県によると、特別職の給料引き上げは29年ぶり。答申通り知事の月給を2万円、副知事は1万5千円、それぞれ引き上げる。引き上げの時期についても答申通り、4月とする。

人事課は引き上げを決めた理由について「報酬審の答申を尊重した」としつつ、詳細な理由については「今月28日の定例記者会見で質問があれば、知事が答える」としている。

一見知事は県職員の給与引き上げに当たり、特別職の給料についても検討するよう、昨年11月22日付で報酬審に諮問。報酬審は物価高騰などを踏まえて引き上げを答申した。

一方、報酬審は議員報酬も月額で1万3千円、議長は1万6千円、副議長は1万4千円、それぞれ引き上げるよう答申していた。議会は今後、答申を踏まえて報酬改定を検討する。