小中学校に「お魚図鑑」 三重外湾漁協、尾鷲など5市町に寄贈

【魚図鑑を寄贈した山崎所長(右)と田中教育長=尾鷲市教育委員会で】

【尾鷲】若者へ魚食文化を普及しようと、三重外湾漁業協同組合は24日、県南部の水産物116種を掲載した「お魚図鑑100」168冊を尾鷲市に寄贈した。

昨夏に同漁協製作の図鑑が完成し、今回初めて管内5市町の全小中学校などに贈呈。尾鷲市は全7小中学校に計145部、市教委や市立図書館に各5部を配布する。

図鑑は全124ページで生態や身質、漁獲状況などを細かく掲載。未利用魚も取り扱うほか、イシダイはナベ、メジナはグレといった地域特有の呼び名で紹介している。

この日は市教委で贈呈式があり、尾鷲事業所の山崎孝治所長が「子どもの魚離れが進む中、小学生らに魚の魅力を知ってもらいたい」、田中利保教育長は「写真と解説付きで図書の水族館のよう。各学校で活用したい」とそれぞれ話した。