「福桝」の準備最盛期 節分祭向け、伊勢・二見興玉神社 三重

【節分祭に向け福桝の準備を進める舞女たち=伊勢市二見町の二見興玉神社で】

【伊勢】三重県伊勢市二見町江の二見興玉神社では、節分祭(2月2日)に向け、縁起物の「福桝(ます)」の準備が最盛期を迎えている。

福桝は木製で、17センチ四方の一升桝。側面に同神社の夫婦岩や赤鬼、「家運隆昌 商売繁盛」の文字が、底面にはお多福が描かれている。

社務所で舞女(ぶじょ)たちが、桝に今年の干支(えと)「乙巳(きのとみ)」の印を押し、福豆と厄除けのお札を入れ、一つずつ包装。節分祭までに約1500個を用意し、境内で参拝者に5千円で授与するほか、全国の崇敬者に発送する。

作業にあたっていた舞女の柳谷実優さん(23)は「皆さまに福が来たるよう、一つ一つ丁寧に奉製しています」と話していた。

節分祭は2月2日。午後2時からの祭典に続き、豆まき行事が予定されている。