2025年1月25日(土) 

▼トランプ政権が発足して早くも1週間が経とうとしている。トランプの就任時の年齢は78歳7カ月。米国史上最高齢での就任だ。歴代米国大統領の就任時年齢の中央値は55歳。そこで思うのは、昨年あれほど騒がれた大統領の高齢問題はどこに行ったのかということ

▼人間、歳をとれば、体力はもとより、知力、判断力などが衰える。とくに脳の老化は60歳ごろから加速するという

▼高齢といえば、トランプばかりか、世界の主要な指導者はみな高齢だ。ロシアのプーチン72歳、中国の習近平71歳、イスラエルのネタニヤフ75歳、インドのモディ74歳、ブラジルのシルヴァ79歳、トルコのエルドアン70歳、南アのラマポーザ72歳

▼日本がかろうじて仲間入りしている「G7」では、トランプの次に高齢なのが石破茂67歳。次いで独ショルツ66歳、英スタマー62歳、加トルドー53歳(辞任表明)、伊メローニ48歳、仏マクロン47歳と続く

▼高齢者ほど頑迷で、人の意見を聞かない。高齢指導者ばかりで、果たして世界の今後は大丈夫だろうか?このままでは世界は暗くなる一方ではなかろうか。