北勢バイパス整備を要望 四日市市長ら国交省に

【左から、城田政幸川越町長、小川謙四日市商工会議所会頭、橋本雅道大臣官房審議官、森智広四日市市長、内藤洋鈴鹿市副市長】

【東京】北勢バイパス建設促進期成同盟会(会長・四日市市長)、四日市市長は、22日、国土交通省を訪れ、「国道1号北勢バイパス」等の整備について、要望活動を実施した。

要望には、森智広四日市市長、内藤洋鈴鹿市副市長、城田政幸川越町長、小川謙四日市商工会議所会頭が参加し、国土交通省の古川康国土交通副大臣、天河宏文国土交通審議官、橋本雅道大臣官房審議官(技術、道路局担当)と面会し、要望書を手渡した。

北勢バイパスについては、国道477号バイパス~国道1号(四日市市釆女町)の事業推進、暫定2車線開通区間(朝日町小向(国道1号)~市道日永八郷線)の速やかな4車線化、鈴鹿四日市道路(国道1号(釆女町)~中勢バイパス(鈴鹿市稲生町))の事業推進を要望。

また、バスタ四日市については、魅力あるまちなかの実現に向けて、近鉄四日市駅交通ターミナル(バスタ四日市)整備事業の推進、中央通り再編事業と相互に連携した整備への配慮を要望。

近鉄四日市駅・JR四日市駅周辺整備事業については、近鉄四日市駅・JR四日市駅周辺整備事業への強力な支援を要望。

四日市あすなろう鉄道については、施設更新に対するこれまでと同等の財政支援措置及び補助対象外事業についての補助制度の拡充を要望。

北勢バイパスについて、森四日市市長は、「市としても体制を整え、地元等との調整をしっかりと行っていくので、引き続き未整備区間の事業推進をお願いしたい」と要望した。また、内藤鈴鹿市副市長は「鈴鹿四日市道路が整備されることによって、北勢バイパスと中勢バイパスが繋がり、地域のダブルネットワークができるため、引き続きの取り組みをお願いしたい」と要望した。また、小川四日市商工会議所会頭は、「防災の面からも、北勢バイパス整備の効果が期待されることから、ご理解をいただき引き続き事業推進をお願いしたい」と要望した。また、城田川越町長は、「北勢バイパスの整備が町の人口増加に寄与していることから、引き続き北勢バイパスの早期完成に向けての取り組みをお願いしたい」と要望した。

バスタ四日市について、森四日市市長は、「バスタ事業を中心とした四日市市の再開発が、民間投資の推進に寄与している。引き続き、再開発事業と連動して、事業の推進をお願いしたい」と要望した。

北勢バイパス及びバスタ四日市の要望に対して、橋本大臣官房審議官(技術、道路局担当)からは、「製造業などを支援するものとしても、道路ネットワークは重要であることから、北勢バイパスの未整備区間の整備を着実に進めていきたいと考えている。また、バスタ四日市などのインフラ整備をしっかりと着実に進めていきたい」と回答があった。

四日市あすなろう鉄道について、森四日市市長は、「近年、乗客数が増えており、引き続き市としても鉄道を盛り上げていきたい。老朽化の進む内部車庫の更新など、現制度における補助対象外事業についても、補助の対象となるよう制度の拡充をお願いしたい」と要望した。

四日市あすなろう鉄道の要望に対し、古川国土交通副大臣からは、「鉄道事業再構築実施計画の策定とともに、立地適正化計画等に位置付けを行うことで、計画に記載の施策の実施については、社会資本整備総合交付金の活用が可能となる。地域にとっても重要な鉄道と認識しており、国としても、これまで以上に幅広く支援ができるようにしていきたい」と答えた。

近鉄四日市駅・JR四日市駅周辺整備事業について、森四日市市長は、「再開発に伴い、民間投資がかなり進んでいる。引き続き、四日市の再開発事業のご支援をお願いしたい」と要望した。

天河国土交通審議官からは、「国としても、しっかりと取り組んでいきたい」と回答があった。

要望活動には、川崎秀人衆議院議員、中川康洋衆議院議員、吉川有美参議院議員、山本佐知子参議院議員も同席し、同事業の必要性を訴えた。