伊勢新聞

「小さな親切」広げる 運動実行章、6人11団体を表彰 三重

【伊藤代表(前列右から3人目)と実行章受章者=津市丸之内の百五銀行丸之内本部棟で】

【津】「小さな親切」運動三重県本部(代表・伊藤歳恭百五銀行会長)は23日、津市丸之内の百五銀行丸之内本部棟で「第79回『小さな親切』運動実行章伝達式」を開き、県内の6人と11団体を表彰した。

日常生活の中で思いやりの心を育てようと、昭和57年から社会奉仕やボランティアに取り組む個人・団体を年2回表彰。これまでの受章者総数は団体を含め9万830人に上る。

伝達式で県本部の伊藤代表は「皆さまの行動を広く世間に知らせることが『小さな親切』運動を広めることにつながる。引き続き運動の輪を広げて」とあいさつした。

受章者らは1人ずつ功績を紹介された後、伊藤代表から実行章を受け取った。20年ほど前から地元の幼稚園と小学校の環境整備や教育活動ボランティアに取り組む片桐正二さん(85)=同市久居野村町=は「ありがたい。子どもが喜ぶようにとの思いで続けているので、体の続く限り子どもと仲良くしたい」と述べた。

その他の受章者は次の皆さん。
【個人】濱口美穂子(志摩市)和賀美枝子(津市)市川律子(同)倉本卓哉(伊賀市)矢野志耀(警備部機動隊)
【団体】宇城組(熊野市)中建(松阪市)庄栄(松阪市)音訳グループ鈴の音(鈴鹿市)ホタルとなかまの会(桑名市)お母さんの会あいうえお(同)杉野工業(鈴鹿市)若鈴(津市)西が丘安全安心サポーター(同)スマイルカレンダープロジェクト(同)三重テニスボランティアサークル(同)