【伊勢】昨年10月にあった「全国理容美容学生技術大会（理美容甲子園）」で、三重県伊勢市の伊勢理容美容専門学校２年の上田結心（ゆうしん）さん(20)が準優勝の銀賞を受賞した。一般の全国大会では同校卒業生の理容師４人も上位入賞し、20日、伊勢市役所で鈴木健一市長に報告した。
上田さんは、東海地区予選を経て全国大会初出場。セットの技術を競う「クラシカルバックバリエーションセット種目」で銀賞を手にした。「優勝まであと一歩届かず、悔しさとうれしさが半分。卒業後、お客さんを笑顔にできる理容師を目指し頑張りたい」と話した。
卒業生の理容師４人は、鈴木朝陽さん(25)、白倉寛也さん(27)、山本友貴さん(29)、唐木澪さん(23)。県内外の理容店で勤めながら、各地区予選を経て「第76回全国理容競技大会」に出場し、鈴木さんが準優勝、ほかの３人も上位入賞した。鈴木さんは「仕事と競技会の両立は難しいが、次回大会も頑張りたい」と語った。
鈴木市長は「活躍を在校生が見ている。頑張ってください」とエールを送った。