伊勢新聞

スタントマンら事故再現 四日市・三滝中で交通安全教室 三重

【スタントマンらによる事故の実演=四日市市高角町の三滝中学校グラウンドで】

【四日市】三重県の四日市市川島地区青少年育成推進協議会(勝田ひとみ会長)は22日、同市高角町の三滝中学校グラウンド(大鹿充宏校長)で「スタントマンによる交通安全教室」を開いた。全校生徒382人と教職員らが参加した。

「自転車は車両、被害者にも加害者にもなる」として、ルールを守る大切さを知ってもらおうとプロスタントマンの6人がさまざまな状況での事故を再現した。

見通しの悪い交差点での飛び出し事故や、横断歩道での自転車と歩行者の事故、交差点を曲がるトラックが自転車を巻き込む事故などを、解説を交えながら実演した。生徒たちは、実演される事故に声を上げながら見入っていた。

生徒会長の加藤遼真さん(14)は「事故の怖さを間近で見られて貴重な経験になった。毎日の通学に生かしたい」、勝田会長(61)は「生徒の9割以上が自転車通学です。自分だけでなく、相手の安全も考えて通学していただきたい」と、それぞれ話していた。