
【鈴鹿】25、6日に静岡県藤枝市で開催する「第十回全国知的障害特別支援学校高等部サッカー選手権」に、三重県代表で初出場する鈴鹿市石薬師町の県立杉の子別支援学校石薬師分校サッカー部の選手らが20日、鈴鹿市役所で末松則子市長に健闘を誓った。
県予選は12月7日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場であり、6校がトーナメント方式で競った。同校は決勝で、くわな特別支援学校に1対0で勝ち優勝し、全国大会の出場権を得た。
同部は男女混合チームで現在は鈴鹿、亀山両市の12人が所属する。そのうち女子選手は4人。放課後に週3回、1時間程度練習している。
全国大会には12チームが出場し、4ブロックに分かれ、3チームのリーグ戦で競う。同校は鹿児島県立高等特別支援学校、北海道札幌あいの里高等支援学校と対戦する。この日は部員6人と岩谷俊輔監督(39)が来庁。岩谷監督はチームの強みを「守備がしっかりしている」と話した。
選手らは全国大会に向けての抱負を1人ずつ順番に述べ、3年の藤﨑美羽主将(18)は「競技を通じて仲間との絆が深まるのが魅力。1校でも多く勝てるよう頑張る」と意気込みを見せた。
末松市長は「優勝を目指して一つでも多く勝ちきって。応援している」と激励した。