救急出動件数12・1%減 松阪広域消防組合、昨年から「選定療養費」徴収 三重

【松阪】三重県の松阪地区広域消防組合はこのほど、令和6年の救急出動件数をまとめた。前年と比べ12・1%減少した。同市の3基幹病院は昨年6月から、救急搬送されながら入院に至らなかった軽症患者から「選定療養費」7700円を徴収している。

救急出動件数は前年比1962件減の1万4218件。救急搬送人員は1万3642人で、前年と比べ1883人(12・1%)減少した。内訳は急病が9678人(70・9%)。次いで一般負傷が1904人(14%)で、交通事故が844人(6・2%)となっている。

選定療養費は、安易な救急車の利用に歯止めをかけ、救急医療体制を維持する目的で取り入れた。