夏井さんと俳句楽しむ 亀山でライブに700人 三重

【市民と俳句について話す夏井さん(右端)=亀山市東御幸町の市文化会館で】

【亀山】三重県の亀山市は19日、同市東御幸町の市文化会館で、俳人の夏井いつきさんを招き「句会ライブ」を開催した。市民ら約700人が俳句を楽しんだ。

初めて企画した同ライブは、かめやま文化年2024事業の一環。昨年夏には、夏井さんの息子、家藤正人さんが、子どもを対象に俳句講座を開いた。

市民ら全員は、俳句の作り方の説明を受けた後、示された写真に映る物から、思い思いの句を詠み、夏井さんが7句を選定。会場の拍手で、「なべちゃわん 出るわ出るわの お正月」を最優秀賞に選んだ。

夏井さんは「楽しくないと俳句じゃない」と述べ、「俳句はお金をかけずに、認知症の予防にもなる。1日10分でも時間をつくり、俳句を楽しんで」と呼びかけた。

市文化課担当者は「多くの人に、俳句に親しみ、楽しんでもらえた」と話していた。