伊勢新聞

皮膚トラブル、対処法解説 四日市で医師招きセミナー 三重

【皮膚疾患について話す内田医師=四日市市桜町の桜地区市民センターで】

【四日市】三重県の四日市市桜地区社会福祉協議会(位田良巳会長)とNPO法人桜ボランティア協会は19日、医療法人内田皮膚科の内田修輔医師(43)を講師に迎えて、同市桜町の桜地区市民センターで福祉セミナーを開講した。70人が受講。要約筆記があった。

内田医師は「高齢者に多い皮膚トラブルについて~毎日を快適に過ごすために」と題して、さまざまな皮膚トラブルの対処法について、映像を交えながら紹介した。

皮膚疾患にはウイルス性のヘルペスや、細菌性の水痘のほか、真菌性、老人性紫斑、薬疹、皮膚腫瘍などがあり、自然治癒するものから塗り薬、飲み薬で改善するもの、入院が必要な症状までを解説した。また、「50代を境に免疫力の低下や疲労などから増えてくる帯状疱疹は、重症化することもあるので、できるならワクチンを推奨したい」と呼び掛けた。

受講した70代の男性は「皮膚疾患で思い当たる症状があり、受診しようと思う。参加して良かった」と話していた。