伊勢新聞

小中学生の書写一堂に 四日市で展覧会、74校出品 三重

【作品を鑑賞する来館者ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三泗教育発表振興会(廣瀬琢也会長)は18日、三重県四日市市安島の市文化会館で、小・中学校児童生徒の学習成果を発表する「第59回・三泗小・中学校書写展覧会」を開いた。三泗地区の小・中学校74校の学級ごとに1点ずつを選んだ毛筆、硬筆作品合わせて989点を展示している。21日(20日は休み)まで。

作品は学校、学年別に展示。小学1、2年生は筆順や文字の形を考えた硬筆作品を、3年生以上は毛筆で筆使いに気をつけた「正月」や「平和」、6年生は字形を整え、字配りよく書いた「希望」を、中学生は、行書や小筆を使った仮名混じりの和歌や古典の一節などを展示している。

来館者らは熱心に見て回り、わが子や孫の作品を前に記念撮影をしていた。同市生桑町の髙橋逸人さん(47)は「中2の長女眞子と小3の次女芽依が2人そろって選ばれて大変うれしい」と話していた。同振興会事務局は「小学生は力強くのびのびと、中学生は毛筆・硬筆ともに行書作品が多く、丁寧に書かれていた」と講評していた。