ひとり暮らしの高齢者に弁当を 四日市、中学生も手伝う 三重

【彩り弁当を盛り付ける中学生ら=四日市市釆女町の内部地区市民センターで】

【四日市】三重県の四日市市内部地区社会福祉協議会は19日、地域ボランティア「虹の会」(田中英子会長)と連携して、手作り弁当を届ける「あったか訪問」を実施した。地域の70歳以上の独り暮らし高齢者宅など262戸に、「お元気ですか!」のメッセージを添えた冬の彩り弁当を届けた。

「あったか訪問」は、32年前から年3回実施している。献立は、地産地消の食材を使った「味ごはん」や「サバのソースカツ」、「洋風ロールキャベツ」など6品と、デザートにイチゴを添えた。

同市釆女町の内部地区市民センターで、虹の会会員10人が前日から下ごしらえをして早朝から調理し、内部中生徒ら7人が盛り付けを手伝った。彩りよく盛り付けられた弁当を民生委員がそれぞれの受け持ち地区の高齢者に届けた。

初参加の同中2年の加藤義弘さん(14)は「心のこもったお弁当で、皆さんが温かい気持ちになってほしいなと思いました」と話していた。