【多気郡】NPO大杉谷自然学校(三重県大台町久豆、大西かおり校長)は「伊勢から熊野へ190㎞巡礼旅」の参加者を募集している。2月1日から3月16日までの土日曜に14日間かけて伊勢市の伊勢神宮内宮前から和歌山県那智勝浦町の那智大社・青岸渡寺まで踏破する。1日単位での参加もできる。
「熊野古道巡礼旅復活プロジェクト」の第2弾。昨年の「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年に向けた第1弾として、2週間かけて歩き通す企画を実施している。江戸時代はお伊勢参りを済ませた後、熊野古道を通り、青岸渡寺を第一番札所とする西国33所巡礼の旅に赴いた。
内宮前を出発し、青岸渡寺へ至る行程を14区間に分け、1日15キロ前後を歩く。最短は荷坂峠の10・8キロ、最長は次の三浦峠・始神峠の17・4キロ。道中は各峠道の地元保存会などがガイドを務める。定員は各回25人。
大西校長は「沿道に道標やお地蔵様が残る。巡礼文化を伝えたい。ガイドさんが頑張ってくれている」と参加を呼びかけている。
一般3800円(土日曜連続で7千円)。小中学生2800円(同5千円)。昼食や宿泊は各自で用意する。問い合わせ、申し込みは大杉谷自然学校=電話0598(78)8888=へ。