伊勢新聞

3月16日に新区間開通 北勢バイパス「四日市・山之一色町―曽井町間」 三重

【開通を3月16日に控える北勢バイパスの工事現場(北勢国道事務所提供)】

北勢国道事務所は17日、国道1号北勢バイパスの三重県四日市市山之一色町―同市曽井町間(4・1キロ)が3月16日に開通すると発表した。北勢バイパスの開通済み区間は6割に伸びる。

事務所によると、新たに開通する区間は、市道日永八郷線と国道477号バイパスをつなぐ。片側1車線での暫定的な開通。区間内には、ゴルフ場の敷地内をくぐるトンネルも設ける。

事務所は周辺道路の渋滞緩和や災害対応力の向上などを開通の効果に挙げる。周辺にある小中学校の通学路を抜け道として使う車両が減るため、通学路の安全性も高まるという。

北勢バイパスは川越町南福崎の国道23号と四日市市釆女町の国道1号をつなぐ21キロの幹線道路。両国道の渋滞緩和などを目的として、平成4年に事業化した。4割が開通している。

一見勝之知事は「非常に喜ばしい。ひとえに地域が熱意を持って要望した結果。全ての関係者に感謝し、地域のさらなる発展につながることを期待している」とのコメントを発表した。