【亀山】三重県の亀山市昼生地区の国道306号の美化運動に取り組む、同市昼生地区まちづくり協議会(松尾義久会長)の役員4人と市職員2人は17日、同市菅内町で、国道306号を管轄する県鈴鹿建設事務所による防草対策「ウィードコート」工法の作業を見学した。
同協議会は、美化運動の一環として、ポイ捨て防止に取り組む手段として毎月1回、ごみの清掃活動をしている。これまで市の協力を得て、監視カメラや、横断跨道橋(こどうきょう)に「無くそうポイ捨て」の横断幕を設置している。
この日の作業は、歩道と縁石、排水溝の隙間に雑草が生えないようにするもの。これまで同事務所と会合を開き、工法や実施時期について検討を重ねてきた。
同事務所は、雑草対策として、歩道と排水溝の隙間に幅10センチ、延長約1・6キロ、ポリウレタン樹脂塗膜を施す「ウィードコート」工法を、試行的に実施した。
今後は、雑草の生え具合を見定め、事業予算に応じて、昼生地区内約2・5キロ(同市下庄町―菅内町)間の上下線に着手する予定。
同協議会役員は「この工法により、雑草が生えず、ごみのポイ捨て防止につながることに期待したい」と作業を見つめていた。