【鳥羽】三重県鳥羽市の観光交流施設「鳥羽大庄屋かどや」で、伊勢市の羊毛フェルト作家monmo(もんも)さんの作品展が開かれている。ウサギやカメレオンなど、生き生きとした動物たちの作品が来場者を楽しませている。27日まで。
羊毛フェルトは、羊毛を専用の針でつついて絡ませ、生きものなどをモチーフに本物そっくりに作り上げる手芸。monmoさんは、7年ほど前に独学で作品づくりを始め、同施設のほか、大阪や名古屋などでも講座を開いている。
今展では、昨年9―12月に島根県で開催した作品展を再現し、島根にまつわる作品を中心に約25点を展示。出雲の神話「因幡の白ウサギ」の白いウサギや、地元に伝わる「琴姫伝説」にちなんだアゲハチョウをモチーフにした作品などが並ぶ。カメレオンやイグアナなどmonmoさんお気に入りの動物たちをリアルに表現したユニークな作品も目を引く。
monmoさんは「見てくれた人の笑顔を思いながら創作している。動物のリアルな姿や、愛嬌(あいきょう)ある表情に注目してほしい」と話していた。