中高生の作品「私学展」始まる 美術、書道、写真487点 津・県総文ギャラリー

【県内の私立中高生の作品が並ぶ会場=津市一身田上津部田の県総合文化センター第2ギャラリーで】

【津】三重県内の私立中高の芸術活動の成果を発表する「第44回県私立中高等学校私学展」(県私学振興会主催)が16日、津市一身田上津部田の県総合文化センター第二ギャラリーで始まった。中学10校と高校12校の美術、書道、写真作品計487点を展示している。19日まで。入場無料。

互いに交流し私学の美術教育振興を図る目的で開き、授業やクラブで創作した作品を学校ごとに展示した。

昭和をテーマに、公衆電話や初期のゲーム機などを描いた絵画、古典を臨書した掛け軸、学校生活のひとときを捉えた写真など多様な作品がある。

A4サイズの箱に自由に創作した半立体は、電車から見る夕景の再現や人形が暗闇に落ちていく心象作品などさまざまで、10代ならではの表現を見ることができる。

高田学苑の冨倉崇嗣教諭(45)は「中学生と高校生の作品がそろうのは私学展ならでは。言葉にできない内面が作品に込められている」と話した。