チーム道行竈、地元栽培米で新酒 南伊勢町のNPO「今までで一番おいしい」 三重

【本年度の新酒をPRする「チーム道行竈」のメンバーら=南伊勢町道行竈で】

【度会郡】三重県南伊勢町道行竈の地域活性化や耕作放棄地解消を目的とした日本酒プロジェクトに取り組むNPO法人「チーム道行竈」は、自分らが栽培した酒米「神の穂」を醸造した新酒「純米吟醸 道行竈」を販売している。

耕作放棄地を活用した水田で酒米を栽培し、伊賀市の若戎酒造に醸造を委託。4年連続で等級検査の1等を取得した新米を使用した。

魚料理との相性が良く、フルーティーな香りと口当たりの良さが特徴で、価格は720ミリリットル2100円。蔵元で1年以上低温熟成されたまろやかなお酒と、出来たてのフレッシュな新酒が楽しめる飲み比べセット(4500円)もある。

同町道行竈の販売所とホームページ(オンラインショップ)、町内のスーパー「サンバードコトブキ」などで購入できる。販売所は来店する前に連絡が必要。

メンバーの西川百栄さんによると、昨年は飲食店とコラボレーションした食事会を開いて道行竈の日本酒をPRするなど、活動の幅を広げているという。

島田安明会長は「本年度は今までで一番おいしい酒ができた。今年も米作りに励みたい」と話していた。

問い合わせはチーム道行竈=電話080(2655)3865=へ。

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