【亀山】三重県亀山市の文化大使で、パリで活躍する世界的パティシエ青木定治氏と亀山ブランド認定商品「おおきに上煎茶」「べにほまれ紅茶」の生産者「伊達丸亀製茶」(同市辺法寺町」の伊達亀嘉さん、妻のエリンダ幸江さんは15日、亀山市役所に櫻井義之市長を表敬訪問し、同製茶が生産した茶葉を材料に、青木氏が手がけた新作スイーツ「ガレットサンドカメヤマ」を披露した。
青木氏(56)は、お菓子の本場パリに拠点を置く「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」のシェフパティシエ。日本人として世界で注目されているパティシエの一人。
一方、伊達さん(70)は、茶生産農家の二代目として約9ヘクタールの茶畑で、緑茶、番茶、ほうじ茶、紅茶などを生産。これまで全国茶品評会で農林水産大臣賞や国産紅茶グランプリを受賞。市は令和3年度、「べにほまれ紅茶」を、同5年度には「おかげさま特上煎茶」と「おおきに上煎茶」を市のブランド商品に認定した。
青木氏は令和4年から毎年、同製茶の茶葉を材料に新作スイーツを手がけている。4作目となる今年の新作「ガレットサンドカメヤマ」は、べにほまれ紅茶とおおきに上煎茶を材料に、厚焼きサブレにガナッシュ(チョコレートクリーム)をサンドしたスイーツ。
青木氏は「ざくざくした食感とほろっと優しく崩れる生地が特徴の厚焼きサブレの間に、茶葉をサンドした気品ある味わいに仕上げた自信作です」と話した。
試食した櫻井市長は「素材の茶葉が引き立つ味で、高級感のあるお菓子。紅茶味と、煎茶味いずれもおいしい」と舌鼓。「多くの人に購入していただき、亀山茶を知ってもらえれば」と話した。
新作スイーツは、6個入り(紅茶味3個・お茶味3個)2700円(税抜き)。今月17―2月14日まで名古屋市中村区のジェイアール名古屋タカシマヤで開催する、世界中のショコラが集う祭典「アムール・デュ・ショコラ」で限定販売する。同社オンラインでも購入できる。
問い合わせは市商工観光課=電話0595(84)5074=へ。