【鳥羽】今年の干支(えと)「巳(み)」にちなみ、三重県鳥羽市のミキモト真珠島・真珠博物館で、蛇をモチーフにした天然真珠のアンティークジュエリーが展示されている。31日まで。
展示しているのは、19世紀初頭から中期に英国でつくられたネックレス2点とブローチ2点。蛇のデザインは、当時、「幸運を招く」として、英国のヴィクトリア女王が好んだことから一般に広まったという。
尻尾を頭に巻きつけた蛇をデザインしたブローチは、真珠やダイヤモンド、ルビー、エメラルドなどがあしらわれている。蛇の口元にハート形の装飾がついた鮮やかなトルコブルーのネックレス、蛇の赤い目が印象的なグリーンのブローチなどが展示され、来場者を楽しませている。
経営企画室の石川愼吾部長は「蛇は古来、長寿や健康を意味する縁起物。展示を通し、そのパワーを届けられたら」と話していた。