【亀山】三重県立亀山高校システムメディア科3年生20人は14日、亀山市役所を訪れ、櫻井義之市長に「まちづくりアイデア」の研究成果を報告をした。
同校システムメディア科3年生計78人は16班に分れ、昨年の夏から約半年間、「私たちが住み続ける亀山市」をテーマに、まちの活性化や持続可能なまちづくりのためのアイデアを情報実習を通じて研究をしてきた。
この日、校内で選抜された4班(1班5人)の生徒らは、地域活性化と人口増加計画▽子育て支援プロジェクト▽亀マーケット▽亀山大豊食祭・町と産業の二大革命・掴め革命班で―以上4つのアイデアを班ごとに報告した。
地域活性化と人口増加計画に取り組んだ班からは、「少子高齢化が進行する中、産業の活性化が地域の活性化につながる。空き家を提供することも人口増加につながる」と話した。
また、別の班が提案した亀マーケットについては、「市内には洋服店が少ないことを視点に『亀マーケット』を考えた。空き倉庫を古着店に活用することで、亀山に足を運ぶ人も増え、リサイクル・リユースにも貢献できる」とまとめた研究成果を発表した。
櫻井市長は「人口減少、少子高齢化、子育て、産業分野などさまざまな課題に対し、率直で素直な建設的な提案は、今後の市の政策の計画づくりに生かす参考にさせていただく」と話した。