トヨタ後藤(四日市出身)ドラフト解禁 社会人野球「まず2大大会Vを」

【後藤凌寿(トヨタ自動車)】

昨年11月、社会人野球日本選手権で7度目の優勝を果たしたトヨタ自動車(愛知)では、四日市市出身の大卒2年目右腕、後藤凌寿がドラフト解禁イヤーを迎える。

日本選手権では自己最速を3キロ更新する155キロの直球を軸に4イニング無失点で優勝に貢献するとともに、1年後のNPBドラフト戦線に名乗りを上げた。

四日市商高時代は投手と遊撃手を兼任。投手一本に絞った東北福祉大(宮城)で大学日本代表候補に初選出されるなど頭角を現した。

昨年4月のトヨタ入社後は、社会人2大大会(都市対抗、日本選手権)出場、日本選手権・23歳以下ワールドカップ(W杯)優勝と「野球を始めてから一番充実した1年」を送った。

社会人選抜として準優勝した年末のアジアウインターベースボールリーグ(台湾)ではNPB選抜として参加した松阪市出身の村田怜音内野手(23)=埼玉西武ライオンズ=から「来年プロに来いよ」との激励も受けた。

「プロに行きたいという気持ちもある」が「まずはこのチームで社会人2大大会で優勝してチームの勝利に貢献出来たら」。今年も目の前の試合に全力を尽くすつもりだ。