【熊野】中日元監督の与田剛氏(59)による硬式野球教室が11日、三重県熊野市有馬町のくまのスタジアムであった。県内外から中学3年生13人が参加し、基礎練習を通じて一流の技術を学んだ。
同市の総合型地域スポーツクラブ「くまの健康スポーツクラブ」が開講する講座の一環。中学校で野球部を引退した中学3年生を対象とし、本年度は東紀州を中心に約20人が参加している。
野球教室では走塁、投球、打撃の3つの基礎練習を実施。走塁はベースの踏み方や塁間の回り方について「常に踏む場所を意識して」「足を合わせにいかない」などと実演を交えて解説した。
投球はキャッチボールをしながら、握り方やリリースの位置を細かく指導。打撃では自分のミートポイントを探すことの重要性を説き「プロの指導者が見るのは何%ミートするか」と語った。
中学で捕手を務めていたという御浜町立御浜中の南洸樹さん(15)は「けん制のコントロールが課題。ボールの持ち方や距離感のつかみ方を教わり参考になった。すぐに実践したい」と話した。