伊勢新聞

清水美依紗さん、広報に一役 桑名で「110番の日」イベント 三重

【啓発グッズを渡す清水さん(左)=桑名市新西方のイオンモール桑名で】

【桑名】三重県鈴鹿市出身の歌手、清水美依紗(みいしゃ)さん(24)が「110番の日」の10日、県警の一日110番センター長に就任した。県警と桑名署が桑名市新西方のイオンモール桑名で開いたイベントで、広報活動に一役買った。

県警地域部筒井正司通信指令課長から委嘱状を受け取ると、清水さんは集まった観客らとともに適切な110番通報の仕方を教わったり、特殊詐欺や闇バイトといったテーマで、警察官らとフリートークを繰り広げた。

清水さんは「110番通報は一度もしたことがない。いざというときパニックにならないように、しっかり覚えておきたい」と話した。噴水の広場に設けられたステージの上で伸びやかな歌声を披露したり、店内で県警のマスコットキャラクター「ミーポくん」とチラシや啓発グッズを配布して回った。

県警によると、昨年1年間に受理した110番は10万8800件。このうち13・6%の1万5千件が不要不急の相談や要望、苦情だったという。

緊急性のない問い合わせなどについては、最寄りの警察署や警察相談専用電話「#9110」の利用を呼びかけている。