デジタル母子手帳を開始 鈴鹿市、20日から 三重

【20日から導入を開始するデジタル母子健康手帳「すずっこ子育てアプリ」(画面は見本)=鈴鹿市西条5丁目の市保健センターで】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市は20日から、紙の母子健康手帳を補完するサービスとして、デジタル母子健康手帳「すずっこ子育てアプリ」の導入を開始する。県内7番目。

DX推進に向けた取り組みの一環で、子育て家庭の育児不安軽減や利便性の向上を図るのが狙い。利用対象は妊婦や子どもの保護者。同アプリを活用することで、妊娠届出や母子健康手帳交付などの予約、予防接種や検診など成長記録の管理、市からの情報発信を受け取ることなどができる。英語やポルトガル語など、12カ国語に対応する。

市によると、データはバックアップされるため、災害時などいざというときにも紛失などの心配がないという。

同アプリの運用などは、全国的に同様のアプリを展開する子育てなどのコンテンツ配信事業者、母子モ(本社・東京都新宿区)に委託。事業費は約300万円。