伊勢新聞

地域経済発展へ決意新た 尾鷲商議所が新春祝賀会 三重

【谷川議員(右端)の乾杯の音頭で新年を祝福する出席者ら=尾鷲市坂場町のシティホテル望月で】

【尾鷲】尾鷲商工会議所(北裏大会頭)は9日夜、三重県尾鷲市坂場町のシティホテル望月で新春祝賀会を開いた。会員事業所の代表ら79人が出席し、地域経済の発展に向け決意を新たにした。

北裏会頭は年頭のあいさつで、市の少子高齢化は「経済活動で連鎖的な悪循環を生む」とする一方、中部電力尾鷲三田火力発電所の跡地利用について「やっと道筋が見えた」と期待を寄せた。

跡地に大規模製材工場の誘致が実現すれば、尾鷲港の整備、尾鷲北山広域道路の新設に前進するといい「全力を尽くす覚悟」と強調。能登半島地震を教訓に「命の港、道路」の実現を誓った。

加藤千速市長は「これまでの努力、準備が実を結ぶ時期」とし、跡地に建てる国市浜公園野球場を含むスポーツ振興による「集客人口が増加することで、地域活性化につながる」と展望した。

その後、谷川孝栄県議が乾杯の音頭を取り、出席者が新年の幕開けを祝福。会食を通じて懇親を深めた。