【津】三重県津市の前葉泰幸市長は10日、年頭の記者会見に臨み、「さらに挑戦していく」と述べ、今年の取り組みとして津駅西口の再整備や市独自の子ども政策を進める意欲を示した。
市長は「大谷踏切の開通を年末に終えて一年が始まった」と強調。その上で「この困難な事業を完成させることができた。それを踏まえ、さらにいろんなことに挑戦したい」と決意を述べた。
津駅西口については、再整備に向け市民らの意見を聞きながら計画案を作成しており、「バージョン4」まで進んでいる。現在この4に対する意見を募集中で、意見を踏まえた上で最終案を作成し、3月に正式決定する予定。来年度は計画をもとに設計の着手と、令和8年度の工事着工に向けた準備を進める。
子ども政策は「市の子ども基金を活用し、できれば独自色の強い政策に使いたい」と強調。基金は子ども医療費助成に充てているが、来年度は子育て家庭支援など用途を広げていくとする。
ほかに、国の地方創生関連予算の拡充に伴い、「子どもが遊べる公園が少ない。子どもの遊び場づくりにエントリーしたい」と話した。