【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮は7日、正月に全国の崇敬者らから奉納された鏡餅や果物など奉納品の一部を、福祉施設に贈るため、市に寄贈した。
約40年前から毎年、市を通じ施設に贈り続けている。今年は、初穂米約60キロ、直径30センチほどの鏡餅3組、リンゴ2箱、ミカン6箱を贈った。
市役所に、神宮司庁内宮賽務課長補佐の内山陽さん(46)らが寄贈品を届け、鈴木健一市長に目録を手渡した。内山さんは「全国の方から奉納された品々をお持ちした。神様のお力をいただいて、皆さんが健やかに過ごされることを願っています」と話した。
寄贈品は、市内の児童福祉施設と障害者施設の計14カ所に配られた。