津・川併神社でどんど焼き 正月飾りたき上げ

【正月飾りをたき上げる氏子や総代ら=津市久居元町の川併神社で】

【津】年神様を送るどんど焼きの行事が7日、三重県津市久居元町の延喜式内社、川併(かわい)神社であった。地元の氏子らが正月飾りをたき上げた。

尾﨑貞彦宮司と各地区の総代が清めはらいをした後、午前7時半に直径約4メートルのどんど場に火入れ。しめ飾りや破魔矢、お札などを手に訪れた氏子らは次々にどんど火に投じ、拝殿で手を合わせた。

毎年参拝するという川井基敬さん(69)由貴さん(62)夫妻は「2人で健康に留意し、子や孫が健やかに育つ一年にしたい」と話した。

同神社は久居城下設置前の村域の氏神で1200年以上の歴史がある。五男三女神を祭り、古くからの慣習でどんど焼きを1月7日と15日の2回実施している。昨年実家から独立し初めて訪れたという吉川はるかさん(32)は「伝統ある行事なので来て良かった」と感想を話した。