【松阪】三重県の松阪市と国立映画アーカイブは10、11の両日、同市川井町の農業屋コミュニティ文化センターで優秀映画鑑賞推進事業「なつかしの映画鑑賞会 田中絹代特集」を開く。入場料は1日500円。
田中絹代(1909―77年)は松阪ゆかりの小津安二郎監督のサイレント映画でヒロインを演じた。代表的な出演作と自身の監督作品を取り上げる。
10日は午後1時から清水宏監督「簪(かんざし)」(1941年、70分)と丹羽文雄原作、田中絹代監督「恋文」(1953年、97分)を、11日は午前10時から溝口健二監督「西鶴一代女」(1952年、136分)と田中絹代監督「乳房よ永遠なれ」(1955年、110分)をそれぞれ上映する。両日とも上映後、藤田明・全国小津安二郎ネットワーク顧問が30分ほど、小津安二郎との関係を交えて解説する。