参院選で躍進目指す 立民の野田代表と国民の古川代表代行、年頭会見

【年頭の記者会見に臨む野田代表(右)、古川代表代行=伊勢市宇治中之切町で】

立憲民主党の野田佳彦代表と国民民主党の古川元久代表代行は四日、それぞれ三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した。両氏とも参拝後に神宮会館(伊勢市宇治中之切町)で年頭の記者会見に臨み、今夏の参院選で躍進を目指すと訴えた。

それぞれ外宮、内宮の順に参拝した。野田氏の参拝には立民の県内選出国会議員らが同行。国民からは古川氏のほかに、榛葉賀津也党幹事長や浜口誠政調会長らが参拝した。

野田氏は会見で、今夏の参院選では「少なくとも改選議席で与党の過半数割れを実現させる」と強調。三重選挙区などの1人区では「野党の候補者を一人に絞ることを基本にする」と述べた。

三重選挙区への認識を問われた野田氏は、県内で立民の得票が自民を上回った昨年の衆院選比例代表を踏まえて「野党系で候補者を一本化できれば勝てる可能性は十分にある」と語った。

また、古川氏は会見で「昨年の衆院選では多くの共感を呼んで飛躍させてもらった」と振り返った上で「参院選ではさらに党勢を拡大し、日本の政治を前に進めたい」と述べた。

榛葉氏は参院選三重選挙区に「なんとか(候補者を)立てたい思いはある」としつつ「他党との連携という話もあるかと思う。地方議員や県連と今後の対応を考えたい」と語った。