【熊野】正月の帰省に合わせ、三重県熊野市井戸町の市文化交流センターで3日、同市の「二十歳を祝う会」があり、晴れ着姿の出席者ら101人が同級生との再会を喜んだ。
市によると、本年度に20歳を迎えた市民は135人。記念式典は例年、同市木本町の市民会館で開いてきたが、ホールつり天井の改修工事に伴い会場を変更した。
式典では河上敢二市長が「大きな夢や高い目標を掲げ、一歩一歩努力する姿勢を忘れないでほしい。前途有望な皆さんに大輪の花を咲かせてもらいたい」と激励した。
出席者を代表し、近大高専5年の岳野迪也さん(20)は「陸上競技と学問との両立に必死に取り組んできた。今後は施工管理技士として、地域に貢献したい」と誓った。
同じく代表で名古屋市の調理師学校1年、川口心春さん(19)は「将来的に熊野に戻り、喫茶店を開業するのが夢。生まれ育った地で家族に恩返しをしたい」と述べた。
式典後、出席者らは二つのグループに分かれて壇上で記念撮影。会場に駆けつけた恩師への花束贈呈や写真撮影を楽しみながら、旧友と思い出話に花を咲かせていた。