天皇杯全日本レスリングで初V 高田さん、御浜町長に報告 三重

【大畑町長(右)に優勝を報告した高田さん=御浜町阿田和の中央公民館で】

【南牟婁郡】先月の天皇杯全日本レスリング選手権男子フリースタイル74キロ級で初優勝した三重県御浜町尾呂志地区出身、自衛隊体育学校(埼玉)の高田煕さん(23)が2日、同町阿田和の町中央公民館を訪ね、大畑覚町長に大会結果を報告した。

高田さんは和歌山県の新宮ジュニアレスリングで本格的に競技を始め、日体大柏高(千葉)の3年時に同大会で準優勝。日体大4年で迎えた昨年3月のU23世界選手権では銅メダルを獲得した。

今大会は、昨年7月の全日本社会人選手権で優勝したことで出場資格を得た。準決勝で過去2戦2敗の相手に初勝利を飾り、高田さんは「一番の山場だった。ここを乗り越え、メンタルが成長できた」と振り返った。

次回大会は3月25日にヨルダンで開幕するアジア選手権。大会目標について「国際大会の舞台を楽しみつつ、初出場で優勝を狙いたい」と強調。3年後のロサンゼルス五輪出場に向け、結果を追求すると誓った。

大畑町長は「令和7年早々良い報告を聞けてうれしい。見事な全国優勝だった。これを糧に五輪出場を目指して頑張ってほしい」と激励した。