【亀山】三重県亀山市東町1丁目の浄土真宗大谷派「法因寺」(海野真人住職)では毎年、大晦日の31日夜に檀家(だんか)や近隣住民らが訪れて除夜の鐘を突いている。
29日のこの日、海野住職(63)は、皆さんが気持ちよく来ていただけるよう、境内の掃除をした。除夜の鐘は、鐘撞き堂の鐘を午後11時40分頃から1人ずつ順番に突き、海野住職が107、108つ目を連続で突くという。
海野住職は「今年の流行語大賞になった『ふてほど』は、ドラマ『不適切にもほどがある』で寛容になりましょうということを考える言葉と受け止めている。自分は正しいではなく、全ての物事を見極める『寛容さ』を問いかける一年でした」とし、「仏法に自分を学ぶことが、益々必要な時代なのではないか」と語った。