中部、関西圏の学生が対戦する「三重・熊野バレーボール大会」高校男子は27日、熊野市紀和町小栗須の市立入鹿中など3会場で開幕した。29日までの3日間で5府県の14校18チームが熱戦を繰り広げている。
学生の健康的な体づくりに貢献し、競技力向上を図ろうと、市民らでつくる実行委員会が主催し、今年で5回目。第1、2回大会を連覇した松阪や第4回大会覇者の四日市ら県勢8校のほか、近畿大会出場常連校の大商学園(大阪)など県外の強豪校も出場する。
試合は1セットで全チームとの総当たり戦。取得セット数で優勝を争う。県勢で優勝候補と目される松阪は、入鹿中での初日を5戦5勝の無敗と好発進。四日市Aチームは松阪との直接対決を15―25で落とし、初日を4勝1敗で終えた。
松阪は全戦で10点差以上のリードをつけて勝利。中川隆之監督や選手が「攻守の要」と評するアウトサイドヒッター(OH)舟瀬悠人(2年)を核とした高い打点からのスパイクで得点を重ねた。3大会ぶりの優勝奪還を目標に掲げる。
四日市Aは先日の北勢大会3位に貢献したエースを欠く中、ミドルブロッカー(MB)2枚が得点源。高校で競技を始めたOH西井大河(2年)が攻守のバランサーを担う。今村智陽監督の方針「枠にとらわれない起用」で連覇を目指す。