音楽会収益金、福祉に役立てて 「ショコラーデ」が市に寄付 三重

【藤本副市長(左から4人目)に寄付を届けたショコラーデのメンバーら=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市の音楽グループ「ショコラーデ」は25日、市内で開催したクリスマスコンサートの収益金の一部3万2280円を、地域福祉に役立ててほしいと、市に寄付した。

グループは、市内の声楽家とピアニストの6人で活動。地域のお年寄りの「気軽にコンサートを楽しみたい」との声をきっかけに、毎年クリスマスに合わせて畳敷きの会場でチャリティーコンサートを開き、10年目を迎えた。

コンサート当日は、子どもからお年寄りまで約100人が来場。メンバーと、市内の皇學館大生3人も加わり、クリスマスソングや歌謡曲、クラシックなど16曲を披露した。観客が参加する場面もあり、会場が一体となって盛り上がったという。

市役所に、グループのメンバーと皇大生らが訪れ、藤本亨副市長に寄付を手渡した。代表の声楽家、野中耀桜子(ようこ)さん(53)は「コロナ禍もオンラインで続け10回目を迎えた。これからも音楽で社会貢献していきたい」と話した。