【津】三重県津市のバレエ教室「バレエアカデミー・スタジオエトワール」（山口梨奈主宰）で学ぶ橋本愛菜さん(13)＝市立橋北中１年＝と駒田鼓幸さん(15)＝私立セントヨゼフ学園高１年＝が、若手バレエダンサーのための国際コンクール「ユースアメリカグランプリ２０２５タンパファイナル」に出場が決まった。日本予選で上位入賞し、同スタジオ初のファイナル出場が２人という快挙。日々練習に励み、夢の舞台への切符を手にした。
橋本さんは12―14歳のジュニア部門で、駒田さんは15―20歳のシニア部門での選出。共に10月の予選で上位12位に選ばれており、今月18日にファイナル出場の連絡を受けたばかり。
橋本さんは３歳から、駒田さんは４歳からバレエを始め、それぞれ小４と中１から同コンクールの日本予選に出場。周囲の技術や表現力に刺激を受け、ファイナル出場を目標に研さんを重ねてきた。
現在週６日、平日は約５時間、休日は８時間を練習に費やす。指導する山口さんは、橋本さんを「やり続けられる精神力がある」、駒田さんを「運動神経が良く見たままを再現できる」と評価し「対照的で楽しみな２人。本人たちが選択した道で羽ばたけるようサポートしたい」と話す。
４カ月後のファイナルに向け、橋本さんは「技術面をもっと高めて決選に進み、行きたい学校のスカラシップを取って留学したい」、駒田さんは「自分にしか出せない表現を見せたい。夢の舞台で納得のできる演技をしたい」とし、共に将来の夢は「プロのバレエダンサー」と力を込めた。