三重県とベトナム、関係発展 鈴鹿、総領事が懇談

【握手を交わす(左から)ゴー総領事と谷口名誉領事=鈴鹿市白子駅前の在県ベトナム名誉領事館で】

【鈴鹿】大阪府堺市のベトナム総領事館のゴー・チー・ハン総領事(50)が26日、三重県鈴鹿市白子駅前の在県ベトナム名誉領事館を初訪問し、谷口守行名誉領事(75)と懇談した。

昨年11月に大阪総領事館の領事区域が拡大し、同名誉領事館も管轄になったことから来県した。

初対面の2人は握手を交わし、谷口名誉領事は「初めてお越しいただきうれしく思う。今後もいろいろ指導していただきたい」とあいさつ。

ゴー総領事は「三重県とベトナムの協力関係をさらに発展させるとともに、ベトナム人コミュニティーの構築に向けて協力してほしい」などと話した。

同名誉領事館の任務は、県とベトナムとの経済交流や文化交流のほか、県在住のベトナム人の相談や保護、県内の特定技能者や技能実習生、留学生やエンジニアの増員推進など。ビザの発給などはできない。

現在、県内には約1万人のベトナム人が在住する。