高校生と高齢者がピザを作って交流 いなべ

【窯からピザを取り出す高校生=いなべ市北勢町田辺のわっ!デイサービス茶々で】

【いなべ】三重県いなべ市北勢町田辺の「わっ!デイサービス茶々」で26日、向陽台高校古川学園キャンパス(四日市市安島)の生徒と利用者が一緒にピザを作って交流を深めた。

高校生4人に加え、ボランティアとして同校を卒業し中部ライテクビジネス専門学校(四日市市浜田町)で福祉を学ぶ学生5人も参加した。

手作りのピザ生地にケチャップを塗り、タマネギやピーマン、コーン、餅などをのせ、施設の外のピザ窯で一枚一枚焼いた。高校生や学生が窯からピザを取り出すと、お年寄りはうれしそうにしていた。焼き上がると室内に運んで、みんなで味わった。

同校の生徒は、夏休みと冬休みを利用して毎年施設を訪れている。同施設を運営するアクティスの遠見美佐子社長(65)は「利用者も高校生が来るのを楽しみにしていて、いつもと表情が違う。開かれた施設として、こうした交流をこれからも続けていきたい」と話した。