【四日市】三重県川越町の県立川越高校といなべ市員弁町の県立いなべ総合学園高校は25日、四日市市安島の市文化会館で、第11回「合同書道展」を開いた。26日まで。
両校の書道部、書道選択生合わせて約350人の楷、行、草、隷(れい)、篆書(てんしょ)体の掛け軸や額装、篆刻作品など約360点を展示している。
本年度全国高校総合文化祭書道部門の特選入賞作に選ばれた、篆書体の額装「臨楚の竹簡」や、同文化祭全国大会に出品した「臨石山切伊勢集」をはじめ、書道部員5人がしたためた縦7メートル、横1・1メートルの共同作品などと、基礎・応用・実用書道など多彩な授業作品が並んでいる。
また、「購買に走って行ったらパンがない」など、生徒らの自作川柳を寄せ書きした作品もあり、来館者らの目を楽しませている。川越高校書道部顧問の中川成人教諭(53)は「11回目の合同展。両校とも新たな気持ちで取り組んだ良い作品ができたと感じる」と語った。