三重県は24日、県内のインフルエンザ患者数が「警報レベル」に達したと発表した。「今後さらなる感染拡大が予想される」とし、感染防止対策を徹底するよう呼びかけている。
県によると、22日までの1週間に県内でインフルエンザと診断された患者数は、1医療機関あたり44・21人。国立感染症研究所が警報レベルの目安とする「30人以上」に達した。
県内でインフルエンザが「警報レベル」となるのは、昨年の11月中旬から12月中旬にかけて以来。年末までに「警報レベル」に達するのは、昨年に続いて2年連続となる。
今月1日までの1週間で1医療機関あたり5・92人だった県内のインフルエンザ患者数は、8日までの1週間で10・35人に増加。15日までの1週間では20・51人に増えていた。
感染症対策課は「例年に比べてインフルエンザ患者の増え方が激しい」とし、こまめな手洗い▽室内の換気と加湿▽せきエチケット―などを徹底するよう県民に呼びかけている。