ジャンボ干支「巳」準備着々 津・美里町、29日に引き練り 三重

【着々と準備が進む「ジャンボ干支」=津市美里町家所で】

三重県津市美里町に新年を告げる「ジャンボ干支(えと)」の準備が、着々と進んでいる。来年のえと「巳(み)」をモチーフに、40―70代の地元住民らが毎晩制作に励んでいる。

地域を盛り上げようと旧美里村時代から続き40体目。津市に合併後も材料費の助成を受けていた地域かがやきプログラム事業が昨年度で廃止され、継続が危ぶまれたが寄付を呼びかけ今年はめどが立った。

今月1日から制作を開始。現在はとぐろを巻くヘビにいかに小判を抱かせるかを思案中で、間もなく着色が始まる。29日午前9時から引き練りの予定。

「ふるさと愛好会」の増井公生代表(76)は「皆に楽しんでもらえるよう頑張っている。毎年多くの人が来てくれており、それだけのものを作っている責任感がある」と力を込める。