稲垣昭義三重県議会議長は24日、年内最後の定例記者会見に臨んだ。相次ぐ災害や紛争などによって「人の命の重さを痛感した一年だった」と振り返り、今年の漢字には「重」を選んだ。
稲垣議長は「重」を選んだ理由について「日本では自然災害が重なって起き、海外では戦争や紛争が重なった」と説明。「それに伴い、人の命の重さを痛感した一年だった」と語った。
「国民の重税感」が衆院選の結果に表れたことも理由に挙げた。「政権与党が過半数割れし、手取りを増やす国会の議論が始まったことも考えても、この字がしっくりくる」と語った。
県議会の活動では、働きながら選挙に立候補しやすい環境の整備を経済団体に要望したことなどを振り返った。来年はシンポジウムの開催などを通じて若者に政治参画を促す考えを示した。