伊勢新聞

まちづくり推進で連携 桑名市と鈴鹿医療科学大が協定

【協定書を手にする(左から)高木理事長と伊藤市長=鈴鹿市南玉垣町の鈴鹿医療科学大学白子キャンパスで】

【鈴鹿】三重県桑名市と鈴鹿市の鈴鹿医療科学大学(高木純一理事長)は23日、同市南玉垣町の同大学白子キャンパスで、包括連携に関する協定を締結した。

相互の連携や協力により協働のまちづくりを推進するとともに、学生の教育研究力向上を図るのが狙い。桑名市から同大学に提案した。市と同協定を連携する大学は7校目。鈴鹿医療科学大が自治体と同協定を締結するのは、鈴鹿市に次いで2市目となる。

具体的な取り組みとして、桑名市広報に健康や福祉に関わる専門の教員が監修した情報を掲載し、市民のウェルビーイング向上に寄与するほか、薬膳講座や初動救護員養成講座など専門教員による市民公開講座を開講し、健康や医療に関する知見を幅広く共有する。

そのほか、教育研究活動として学生が桑名市を訪れ、市と地域の課題解決に取り組む。

協定締結式で伊藤徳宇桑名市長は「女性が生涯を通じて幸福に暮らせるウェルビーイングの向上に関する取り組みを中心に、学校の知見を生かして市民の健康づくりをしていきたい」、高木理事長は「全力で協力していく」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。