【尾鷲】敵陣のまきを倒し合う北欧発祥のスポーツ「クッブ」の全国大会が22日、三重県尾鷲市向井の県立熊野古道センターで開かれた。県内外から36チームの約200人が出場し、世代を超えて熱戦を繰り広げた。
競技の魅力を知ってもらおうと、市と市教委が主催。クッブは6人1チームで丸棒「カストピンナ」を下手投げし、敵陣にある角材「クッブ」を全て倒した後、先にコート中央の「キング」を倒した方が勝者となる。
大会はジュニア(小学生以下)と一般の2部門に分かれ、3チームで予選ブロックを展開。各ブロック1位による決勝トーナメントで優勝を争った。参加者は慎重に狙いを定め、クッブを倒すと喜びを分かち合った。
ジュニアは尾鷲小6年男子チーム、一般は尾鷲農林水産事務所職員チームが優勝。表彰式で賞状や盾が贈られ、ジュニアで優勝した上野竜輝さん(12)は「集中力で相手を圧倒できた。優勝できてうれしい」と話した。