息子装う詐欺相次ぐ 津の女性2人、計600万円被害 三重

【津】三重県警津署は20日、津市の80代女性2人が、それぞれの息子を装った男に現金計600万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。

津署によると、女性の1人は12日、息子を装った男に電話で「職場の女性を妊娠させた」と言われ、男の指示で桑名市の近鉄長島駅に行き、付近で「弁護士のフジタ」を名乗る男に現金300万円を渡した。

さらに「女性の夫をけがさせた」と言われ、名古屋市中川区のあおなみ線中島駅付近でフジタに現金200万円を渡した。翌朝、詐欺被害に関する新聞記事を読み、被害に気付いた。

もう1人の女性も、息子を名乗る男から「不倫した」と電話があり、11日、愛知県愛西市のJR永和駅付近で「弁護士のおい」を名乗る男に慰謝料名目で現金100万円を渡した。実際の息子に連絡して被害が発覚した。